【浅煎り】エチオピアゲデブ・チェルチェレウォッシュド/ Ethiopia Gedeb Chelchele Washed（100g）

【浅煎り】エチオピアゲデブ・チェルチェレウォッシュド/ Ethiopia Gedeb Chelchele Washed（100g）

Name: 【浅煎り】エチオピア ゲデブ・チェルチェレ ウォッシュド/ Ethiopia Gedeb Chelchele Washed（100g）
Brand: 日向珈琲
Price: 1250.0 JPY
Availability: OutOfStock

¥1,250

春風を感じさせるようなさやかなピーチの余韻

3月はやっぱり春を感じたい...そう思いながら、春の暖かい風を感じながら心地よい気持ちで飲めるものを選びました。

心地よいピーチ感はありつつも、少し身を引き締めてくれるようなちょっぴり苦味のある柑橘もあり、これから新しい季節を迎えるにあたり、身を引きめてくれる。

今回はそんなコーヒーだと思います。

今年以降はもしかしたら、エチオピアのコーヒーが不足する問題も起きそうなので、今のうちにぜひご堪能くださいね。

Flavour

ホワイトピーチ、ホワイトグレープフルーツ、ストーンフルーツ

焙煎士コメント

今回はお店の中でも一番の浅煎りで調整をしてあります。

甘さや質感も大切にしているお店ですが、エチオピアならではの華やかさを感じてもらいたくて、日向珈琲が考える「春らしさ」を演出できたらと思って調整をさせてもらいました。

エチオピアが昨年末にデフォルトした影響で今後、コーヒー豆の入手が難しくなっていく可能性がありますので、一つひとつ大切に焼いていきたいと思います。

Farm Information

農園名：ウォルカ・チェルチェレ・ウォッシングステーション

生産地：ゲデオ、ゲデブ、ウォルカ・チェルチェレ

標高：1945-1970m

栽培品種：原生品種

精製処理：ウォッシュド

グレード：トップスペシャルティ

Story of the coffee

チェルチェレ・ウォッシングステーションは、イルガチェッフェ地区の一部であり、南部諸民族州ゲデオ県チェルチェレに位置する標高1950mの地点にあります。このウォッシングステーションは、地元のコーヒー生産農家とトラコン社が協力し、高品質なコーヒー生産に取り組んでいます。地域の約1000人の農家と共に、彼らは日々精進しています。

収穫期になると、農家からは新鮮なコーヒーチェリーが毎日運ばれてきます。これらのチェリーはウォッシングステーションで加工され、乾燥され、最終的にドライパーチメントに仕上げられます。収穫期には200人以上が働き、チェリーの選別から生産処理、アフリカンベッドでの攪拌やピッキングといった作業に従事します。こうした共同の取り組みによって、チェルチェレで生産されるコーヒーの品質は向上し、年間約5000袋もの生産量を誇ります。

近年、コーヒーの風味や品質に対する探求から、ウォッシュド・ナチュラルという伝統的な生産処理プロセスに加えて、アナエロビックやカーボニック・マセレイションなどの発酵工程による風味の変化も模索されています。ウォッシュド・プロセスにおいても、水の品質向上に焦点を当て、ろ過や水路の衛生強化などを通じて、より高品質で清潔な水を使用することで、コーヒーの品質向上が図られています。

さらに、乾燥工程においても、ベッド番号でのロット管理や伝統的なアフリカンベッドの天日干し乾燥に加えて、農業用の遮光ネットをシェードに使用した日陰干し方法も検証され、採用されています。通常のアフリカンベッドでの乾燥に要する10日から14日の時間が、シェードによる日陰乾燥では1週間ほど延長され、乾燥時間は約20日になります。この乾燥時間の変化は、水分値だけでなく、水分活性値の適正化に貢献し、品質の安定化に大きく寄与しています。

イルガチェフェコーヒーは、南部諸民族州ゲデオZoneと隣接するオロミア州ゲレナアバヤworeda（郡・町）のコーヒーから成り立っています。ゲデオZoneには、中心地であるディラを含むウェナゴ、イルガチェフェ、コチェレ、ゲデブなどの町が、主要な生産エリアとして位置しています。標高は1700～2440mに及びます。

この地域には、主にゲデオ族が居住しており、その割合は8割強ですが、オロモ族やアムハラ族なども暮らしています。ウォッシングステーションは1970年代にイルガチェフェエリアに導入されたとされ、古い歴史を持ち、エチオピアでも代表的なウォッシュドコーヒーの産地として知られています。この地域は山岳地域であり、豊富な水資源があります。これらの水資源は、この地域のコーヒーの品質を支える重要な要素です。

ここに住む小規模なコーヒー生産者の多くは、アカシアやアフリカンコーディアなどのシェードツリーの下で、コーヒーと共にエンセーテ（ニセバナナとも呼ばれる、バナナの木に似た植物で、デンプンとして食用に栽培される）をプランテーションしています。