ビターオレンジとネクタリンピーチ
前回大人気だった「チロソ種」が終売し、惜しむ声も多かったので、ロースター自身の希望も兼ねて別ロットをご準備しました。
現在、コロンビア国内のチロソの多くは、
Urrao, Antioquia地区のようで今回も前回と同様エリアで生産されたものです。
今年のBoPのVarietal部門の一位はこのチロソでの受賞でしたね。
今後注目のチロソ種ですが、今回はエクスペリメントのニュアンスもありつつ、コロンビアらしいオレンジビターなテロワールを感じるアフターの長い余韻を体感できます。
BoPのVarietal部門での上位常連ということもあり、ゲイシャと比較されることの多いチロソですが、フローラルよりもジュースに近いフレーバーが特徴に思います。
テロワールとプロセスが噛み合い、まるでカンパリオレンジのようなお酒をも彷彿させるロットをぜひお楽しみください。
Flavour
Campari orange, Passion fruit, Nectarine, Cranberry, Dark cherry, Ume-shu,
Bright Acidty, Long After taste
生産者
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Fabio Nelson
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生産地
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Urrao, Antioquia
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標高
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1,950m
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栽培品種
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Chiroso
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精製処理
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washed
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発酵プロセス |
18h oxidation / 18h オキシデーション
(チェリーのみを好気性の状態で18hおく)
デパルプ後、タンクに移し、
ウェットファーメンテーション(80h wet fermentation / 80h)
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Story of the coffee
現在、ネルソン氏の畑ではChiroso種のみが収穫されていますが、昨年、サンタンデール地域の品評会で高く評価されたゲイシャ種の苗を新たに植えました。このゲイシャ種は2年後に収穫を迎える予定で、将来的にはChirosoと共に取り扱い品種の一つとして加わる予定です。
ウォッシュドプロセスによるこの風味の豊かさは、品種の持つポテンシャルの高さを如実に示しています。今後、カップ・オブ・エクセレンス(COE)への出場支援も視野に入れており、この品種は弊社の主力商品としてさらなる発展が期待されています。
CHIROSOについて
チロソは、コロンビアのアンティオキア地方で主に栽培されている新しい品種です。栽培の噂は数年前から耳にするようになりましたが、カップ品質のポテンシャルが高いため、広まり始めています。この品種は遺伝的にエチオピア在来種と特定されていますが、残念ながら現時点ではそれ以上詳しくはわかりません。この品種がこの特定の地域でどこでどのように栽培されるようになったのかはまだわかっていませんが、カップ品質は素晴らしいですね。
インポーターからメッセージ
最近ある研究機関のリサーチによりエチオピア系の品種であることが判明し、Chirosoと呼ぶのが一般的となりつつあります。
今年終わったばかりのCOEにも名を連ねたこの品種は今後注目度がまして行くことは必至です。
今年の買い付けでカップを取る機会が格段に増えたChirosoはオリジナルはアンティオキア県、今回のChirosoの生産地でもあるUrrao地域に多く生産されています。