コロンビア・ポパヤンは、多くの山岳地帯が広がり、日照、降水量、標高、土壌など、コーヒー栽培に理想的な条件が整った特産地です。サントゥアリオ農園はポパヤン高原に位置し、南東にはプラケ火山(標高4,646m)がそびえています。農園主であるカミーロ・メリサルデ氏は、古き良き時代のコロンビアマイルドコーヒーの復活を志し、同時に完全にサスティナブルな条件のもと、1999年に農園の設計を始め、農園作りに着手しました。
サントゥアリオ農園は初めからスペシャリティコーヒー、すなわち「至高のコロンビアマイルド」を目指しており、苗木の播種から収穫、精選にいたるまで非常に高品質な作業手順を備えたマニュアルを構築しています。農園は標高1,850-2,100mの丘陵地に広がり、総面積は260haで、そのうち約188haがコーヒー栽培地となっています。
農園には豊かな森林が広がり、さまざまな野生動物が生息しています。農園は小さな区画に分けられ、作業の記録や管理がしっかりと行われています。シェードツリーにはマメ科の植物が植えられ、施肥管理では有機肥料のみが使用されます。標高が高いため、害虫の問題はほとんどなく、農薬の散布は行われていません。さらに、農園は従業員や地域社会への積極的な貢献も行っています。