COE WINNER :カップオブエクセレンス受賞歴
In 2021 winner of COE Ethiopia Rank# 1 and Rank #5
こちらもアロベリーと同様にニュークロップが12月に滑り込みできたので、思い切ってこのタイミングでリリースです。
COFFEE COLLECTION2024で話題となったエチオピア・タミル氏の特殊ロットです。
こちらも争奪戦でしたね...実は他のロースターさんから事前にいただいく機会があり、そこで美味しかったので仕入れさせていただきました。
現地のお話をお伺いする機会もあり、タミル氏の努力が詰まったロットかと思います。
個人的にはアロベリーと合わせて飲んでもらいたいところですが、サブスクにはアロベリーとどちらかしか入っていないので、もしこちらも気になればぜひお試しあれ。

お陰様でなんとか2025年も無事に終え、ギリギリながら新年を迎えられそうです🍋みなさん、本当にありがとうございます。振り返ると様々な方にお世話になりながら、僕たちの定期便も多くの方に認知してもらえるようになってきて、感謝の気持ちでいっぱいです。
今年の最後にロースター個人として、どうしても飲んでもらいたものをピックアップしたサブスクなので、ぜひお試しください。
毎月3種類のうち1種類を目玉としてスペシャルロットをピックアップしておりますが、9月は3種類全部スペシャルロットとさせて、3周年に劣らない内容です。
特に縛りもなく、毎月素晴らしいロット3種類が入っているので、ぜひこの機会にHYUGA COFFEE BOX(初回3,980円&送料無料)をお試しください🏝️
Flavour
| Rich aroma, sweet, tropical fruits, cognac, red cherry, complex, clean, long after taste |
Farm Information
Producer
|
Tamiru Tadesse |
Region
|
Sidama Bensa Bona Alo village
|
Altitude
|
2380-2480m
|
|
Variety
|
74158 |
Processing
|
Mosto Anaerobic 72hrs(詳細はページ下部)
|
カップ・オブ・エクセレンス2021 エチオピアにて、1位と5位を同時受賞という快挙を成し遂げた若き生産者、タミル・タデッセ。
彼が率いる ALO COFFEE は、高地アロ村での革新的な生産手法によって、今や世界中のロースターから注目を集める存在となっています。
自社にはウォッシングステーションと特殊プロセス専用の Advanced Facility Center を完備。
アナエロビック、ハニー、ウォッシュトなど多彩なロットを生み出し、再生可能資源を活用した発酵設備や、カスカラを利用したサステナブルな取り組みも積極的に導入しています。
小粒のチェリーから生まれる凝縮感、華やかなフローラルさが大きな魅力です。

✦ Process(Mosto Anaerobic)✦
選別したチェリーを水に浮かべて不純物を取り除いたのち、果肉や果汁(モスト)とともに密閉タンクへ投入し、3日間の嫌気性発酵を行います。
その後、チェリーを取り出して日陰で約30日間かけてゆっくりと乾燥。
長時間の低温乾燥により、果実由来の甘さと複雑なフレーバーがしっかりと凝縮されます。
✦ Mosto(モスト)とは ✦
「Mosto(モスト)」は、本来ワイン醸造で使われる「搾りたてのブドウ果汁」を意味する言葉。
糖分や酸が豊富で、発酵の核となる重要な素材です。
コーヒーにおいてのモストは、チェリーを発酵させる過程で生まれる果汁のことで、嫌気性発酵と組み合わせることで豆に特徴的な風味を与えます。
糖分を含むモストが微生物の働きを活性化させることで、発酵環境がより豊かになり、甘さ・酸の質感・香りの複雑さが一層際立ちます。
✦ Mosto Anaerobic が生み出す風味 ✦
Mostoを活かした嫌気性発酵によって、以下のような特徴が期待できます:
-
フルーティーで甘やかなアロマ
-
リッチでなめらかな質感
-
複雑で奥行きのある酸味
-
チョコレートやスパイスを思わせる深い余韻
モストは、発酵プロセスのなかで風味を引き上げる重要な鍵となる要素です。
■Tamiru Tadesse(タミル・タデッセ)
ALO COFFEEのオーナーであり、エチオピアを代表するトップクラスのコーヒー生産者です。2021年に開催された国際的なコーヒー品評会「カップ・オブ・エクセレンス」では、優勝と5位入賞という快挙を同時に成し遂げ、その卓越した技術と品質が世界に認められました。
-Story-
2021年のCOEエチオピアで1位と5位に入賞したタミル・タデッセ氏は、ALO COFFEEのオーナーであり、エチオピアを代表する若手トップクラスのコーヒー生産者の一人です。2022年には新たにウォッシングステーションを取得し、シダマ地域のベンサ・アロ村にある17ヘクタールのコーヒー農園を購入しました。また、特殊プロセス用のシェード付きグリーンハウスを建設し、ナチュラルコーヒードライミルも所有しています。
さらに、2021/22年の収穫から試験的なロットの生産を開始し、ハニープロセスやカスカラを使った嫌気性発酵プロセスの開発にも挑戦しています。2023年には、ウォッシングステーションを2ヶ所、ナチュラルプロセス用の施設を2ヶ所追加し、さらに20ヘクタールの農園を新たに購入しました。挑戦を続けるタミル氏の歩みは、現在も止まりません。
-Sustainability(持続可能な事業活動)-
About Producer
タミル・タデッセ氏は過去10年間、コーヒー業界で経験を積み、シダマ州ベンサで生まれ育ちました。この地域は農業に適した気候と肥沃な土壌を持ち、ほとんどの住民が農場や裏庭でコーヒーを栽培しています。タミル氏は、エチオピアのコーヒー生産地域の中心で生まれ育った経験を生かし、幼い頃から支えてきた地元の農家を助けるため、自身の地元でコーヒーの生産と加工を行っています。
2020年、彼は自らのブランド「ALO COFFEE」を立ち上げ、新しい村であるアロ村を加工ステーションの拠点に選ぶというリスクを冒しました。この選択は2021年に実を結び、標高2450mで生産・加工されたアナエロビックプロセスのコーヒーがCOEで高く評価されました。アロ村のコーヒーは小粒ながら、その特有の風味で世界中の愛好家を魅了しています。
School Project – ALO Village
タミル氏はアロ村で幼少期を過ごしました。当時、村には幼稚園がなかったため、彼は小学校から教育を受け始めました。そんな故郷への恩返しとして、タミル氏はアロ村に幼稚園を建設するプロジェクトを進め、教室、事務室、図書室を備えた立派な施設が完成しました。2023年にはシダマ州知事のデスタ・レダモ氏とともに開園式を行い、地域住民の教育環境向上に貢献しています。彼のこうした取り組みは、持続可能な地域社会の発展を目指す姿勢の表れです。
-The Variety-
エチオピアでは、品種を示す「74158」などの番号が付けられています。この番号は、74が品種の収集年、158が品種番号を意味します。この品種は、ジンマ・コーヒー研究センターが耐病性の高いコーヒーの木を選抜する運動の一環として、1971年にエチオピアに導入されたものです。
-Process-
ALO COFFEEのコーヒーは、アロ村周辺の主要農場に加え、ベンサ地域の様々なマイクロロットから収穫されています。高床式の乾燥ベッドを用いた天日乾燥加工に加え、地域ではあまり知られていない革新的な加工方法も採用しており、その結果、世界中から注目を集めています。こうした技術と品質の高さが、ALO COFFEEのユニークな魅力を作り上げています。