フローラルとピーチ、シトラスがエチオピアを象徴するようなトップスペシャルティロット。
一番最初に『オススメはなんですか?』と聞かれたら、こちらをまずは飲んでもらえたらと思っています。
日向珈琲では、フレーバーを最大限に引き出すために、少量で短時間、高温焙煎で仕上げています。
昨年に続き、今年も仕入させてもらったお馴染みの一品です。
𝙁𝙡𝙖𝙫𝙤𝙪𝙧
フローラル、ピーチ、シトラス、ミルクチョコレート
𝙁𝙖𝙧𝙢 𝙄𝙣𝙙𝙤𝙧𝙢𝙖𝙩𝙞𝙤𝙣
農園名:複数農園
生産地:イルガチェフェ
標高:2500m
栽培品種:エチオピア在来種
精製処理: ウォッシュド
𝙎𝙏𝙊𝙍𝙔 𝙊𝙁 𝙏𝙃𝙀 𝘾𝙊𝙁𝙁𝙀𝙀
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イルガチェッフェ村は、エチオピアのシダモ地方に位置するコーヒー生産地域で、標高2,500メートルに位置しています。シダモ地方はエチオピア内で高品質なコーヒーが栽培される地域の一つであり、その地理的条件や気候がコーヒー栽培に適しています。
シダモ地方は特にナチュラル精製(ドライプロセス)が一般的ですが、イルガチェッフェ村では伝統的な水洗処理と天日乾燥による方法でコーヒー豆が仕上げられています。水洗処理は、コーヒーチェリーの果肉を取り除き、種子(コーヒー豆)をきれいに洗浄するプロセスで、品質の向上と風味のクリアさを実現します。天日乾燥は、洗浄されたコーヒー豆を日光の下で乾燥させる方法で、適切な風味と酸味を生み出す重要なステップです。
イルガチェッフェ村で生産されるコーヒーの中でも、最高品質のものが「イルガチェッフェ・G1」と呼ばれています。このグレードは、特に選りすぐりの豆を集めて丁寧に処理されたもので、その風味や香りの特性が際立っています。高標高の環境や独自の処理方法、土壌条件などが組み合わさって、イルガチェッフェ・G1はエチオピアコーヒーの中でも優れた品質を持つとされています。
村の美しい景観とコーヒー栽培の歴史的な伝統は、地域の文化と結びついており、多くの人々にとって貴重な存在となっています。
コーヒーの生産が1950年代に始まり、コーヒー文化に比べて比較的新しい地域です。しかし、特異なフレーバー(紅茶のような香りやワインに似た風味)、フルボディの評価があり、そのため「YIRGACHEFE」として急速に取引されるようになりました。
アメリカと北欧のスペシャルティコーヒー市場で評価され、希少性から手に入り難い一種となっています。この地域では生産エリアを限定し、風景の美しい川や森、湖に囲まれた環境で栽培されており、その一杯のコーヒーから透明感のある味わいが楽しめます。