エルピニャル農園
フィンカ・エルピニャルは、22年前に設立された家族経営の農園で、ゲイシャ、パカマラ、マラカトゥーラ、パカスといった希少なコーヒー品種の栽培に力を注いでいます。創設者のドン・エイベルは、それ以前の20年間にわたり、専門的な助言を行いながら1,000ヘクタール以上の土地にコーヒーを植えてきました。そして23年前、彼はチャンスを掴み、モンハス・ハラパの土地を購入し、本格的にコーヒー栽培に取り組むことを決意しました。エルピニャル農園の高品質なコーヒーの秘訣は、家族全員が収穫から品質管理、保管に至るまでのすべてのプロセスに積極的に関わり、それぞれが重要な役割を担っていることです。
また、エルピニャルは地域社会のサポートにも尽力しており、視覚・聴覚障害者の支援を行うグアテマラ盲ろう者保護委員会と連携し、健康サービスを提供する保健センターを運営するコーヒー生産者協会ACOGUAのメンバーでもあります。
プロセスについて
エルピニャルは設立以来、家族全員が農園の運営に携わっており、収穫、加工、品質管理、乾燥、保管の各段階でそれぞれの役割を果たしています。チェリーの収穫は、最低18~20%の糖度が求められる厳密な基準に基づいて行われています(糖度は、ブリックス計を用いて液体中の糖分濃度を測定します)。収穫されたチェリーは農園内の加工施設へと運ばれ、そこで果肉を取り除いた後、一晩発酵させられます。その後、チェリーは農園のパティオに移され、およそ10日間かけて乾燥させます。