2024年の【ONE OF A KIND】部門で見事5位に ランクインしたロス・コネホスさんの出品したCatisic種
完熟ピーチやアプリコット、イチゴなどの赤い果実が 口全体に広がり、アフターでミルクチョコレートのような甘い 余韻となめらかな質感が素晴らしい。
見慣れない珍しい品種で、まさに「唯一無二」。
FLAVOUR
Plum, apricot, strawberry, milk chocolate, cinnamon, baked apple
INFORMATION
Area |
Santa Rosa de Lima, Santa Rosa, Guatemala
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Altitude |
1620m
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Variety |
Catisic
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Process |
Natural |
Score |
グアテマラCup of Excellence2024 ONE OF A KIND部門5位 (Score: 88.20)
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農園について
**フィンカ・ロス・コネホス(Finca Los Conejos)は、2014年にサンタ・ロサ・デ・リマに向かう途中、エル・カリサル管区に家族投資として設立されました。名前の「ロス・コネホス」は、家族が贈られた4匹のペットのウサギにちなんでいます。それらのウサギたちがより適した環境で育つようにと、この農場に送られたことがきっかけでした。**
農場を詳しく調査する中で、コーヒーのプランテーションが見つかり驚かされました。そのため、すぐに専門家に相談し、衛星を用いた土壌調査に基づいて適切な施肥と葉面散布製品を使用し、必要な土壌改良を行うことでコーヒーの木から最高品質の果実を生産できるよう努めました。
**当初は5アプロ(約3.5ヘクタール)のコーヒーが植えられており、主に90%がカトゥアイ種、10%がブルボン種の品種で、これらをナチュラルプロセスで処理していました。これにより素晴らしいカッププロファイルを実現し、アナカフェ(Anacafé)の地域コンペティションに7年間参加し続け、常にサンタ・ロサ、ハラパ、フティアパの各県を含む第IV地域のトップ10にランクインしています。**
この成功がさらなる投資のモチベーションとなり、2020年までに68,160本のコーヒーの木を植えることに成功しました。これらは、素晴らしいカップ品質を生み出す可能性のある品種であり、すでに少量が成長している「ゲイシャ・ロホ(Geisha Rojo)」、さらに「ブルボン・アマリーヨ(Borbón Amarillo)」、「パカマラ・ロホ(Pacamara Rojo)」、「パカマラ・アマリーヨ(Pacamara Amarillo)」、「モンドノーボ・ロホ(Mondo Novo Rojo)」といった品種が含まれています。
グアテマラCOE2024について
**2024年グアテマラCup of Excellenceは、6月3日から7日にかけてグアテマラ・シティのAnacafeで開催されました。**
国内審査を勝ち抜いた40ロットが、エントリー総数186ロットの中から国際審査へ進出し、そのうち28ロットが見事にCup of Excellenceを受賞。オークションは7月30日と31日に行われ、全ロットが出品されました。
今回のグアテマラCOEでは、**「One of A Kind」「Exotic Washed」「Exotic Natural & Honey」**という3つのカテゴリーが設けられました。One of A Kindは伝統的な品種を対象とし、エキゾチックバラエティに分類される品種をExoticとして、それぞれの生産処理方法に応じて審査が行われています。
具体的には、**ブルボン、ティピカ、カトゥーラ、カトゥアイ、パチェ、サルチモール、カティモール**などがOne of A Kindに該当し、**パカマラ、ゲイシャ、SL28**といった品種がExoticに分類されました。最終結果として、**One of A Kindから9ロット、Exotic Washedから13ロット、Exotic Natural & Honeyから6ロット**がCup of Excellenceの栄冠を手にしています。
なお、**ロス・コネホスが出品したカティシック(Catisic)は、カティモールグループの選抜品種**として位置づけられています。