COE WINNER :カップオブエクセレンス受賞歴
In 2021 winner of COE Ethiopia Rank# 1 and Rank #5
昨年のCOFFEE COLLECTION2024で話題となったエチオピア・タミル氏のアンダースクリーンロットです。
エチオピアのコーヒー豆は非常に粒が小さく、スクリーンサイズの平均が
14(5.5mm)の中、このロットは
12(4.5mm)と際立って小さいのが特徴で、実際、袋から出してみると本当にびっくりするほど豆が小さい!!

※ALO BERRYとパカマラ種との比較
標高が2,500m近い環境で育っている果実の美味しさを凝縮したようなベリーフレーバーとフローラルをぜひ感じてもらいたいですね。
たくさんのコーヒーがある中でこんなにも見た目もフレーバーも印象的でインパクトのあるコーヒーは少ないのではないでしょうか?
今回は特別に2月の定期便に入れてお送りしておりますので、単品購入ももちろんいいのですが、ぜひサブスクの恩恵を受けてもらえたらと思っています。
毎月の新豆を100g×3種類で3,000円(送料無料)と破格でお届けしています。
もはや送料入れたらアロベリー単品で買うより、定期便300gの方が安いです。
(縛りなども特に設けておりません)
【定期便】HYUGA COFFEE BOX(100g×3種類 / 送料無料)| サブスクリプション
焙煎について/ライトロースト
今回はフレーバーを存分に味わってもらうために、高攪拌・短時間高温でのローストで調整させてもらいます。1ハゼ直後のサンプリングでアロマを最大限感じるタイミングで仕上げております。
FLAVOUR
High floral intensity reaches fruitiness like blueberry, shine muscat, tropical fruit, candy, grapefruit, amazing complexity and long after taste (noted by Ethiopian Coffee House)
INFORMATION
Area |
Sidama Bensa Bona Alo village
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Altitude |
2380-2480m
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Variety |
74165
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Process |
Natural |
■
ALO BERRYについて
エチオピアのコーヒー豆の平均的なスクリーンサイズは14ですが、今回ご紹介する豆は、非常に珍しいスクリーンサイズ12という極小サイズです。実はこの豆、2021年のCOEエチオピアに出品予定でしたが、スクリーンサイズが小さすぎるため、出品基準を満たせなかったという裏話があります。
こうした「Underscreen」と呼ばれる小粒の豆は、Tamiru氏のロットに限らず、グジ地域などでも見られるものです。サイズは小さいながらも、強いフレーバーと個性が世界中で注目を集めています。中でも、ベンサという特有の土地で育ったこの豆は、他とは一線を画す風味を持っています。Tamiru氏は、ベンサのアロ村という特別な環境で育ったこの豆に「ALO Berry」という名前を付け、その独自性を表現しました。
■Tamiru Tadesse(タミル・タデッセ)
ALO COFFEEのオーナーであり、エチオピアを代表するトップクラスのコーヒー生産者です。2021年に開催された国際的なコーヒー品評会「カップ・オブ・エクセレンス」では、優勝と5位入賞という快挙を同時に成し遂げ、その卓越した技術と品質が世界に認められました。
-Story-
2021年のCOEエチオピアで1位と5位に入賞したタミル・タデッセ氏は、ALO COFFEEのオーナーであり、エチオピアを代表する若手トップクラスのコーヒー生産者の一人です。2022年には新たにウォッシングステーションを取得し、シダマ地域のベンサ・アロ村にある17ヘクタールのコーヒー農園を購入しました。また、特殊プロセス用のシェード付きグリーンハウスを建設し、ナチュラルコーヒードライミルも所有しています。
さらに、2021/22年の収穫から試験的なロットの生産を開始し、ハニープロセスやカスカラを使った嫌気性発酵プロセスの開発にも挑戦しています。2023年には、ウォッシングステーションを2ヶ所、ナチュラルプロセス用の施設を2ヶ所追加し、さらに20ヘクタールの農園を新たに購入しました。挑戦を続けるタミル氏の歩みは、現在も止まりません。
-Sustainability(持続可能な事業活動)-
About Producer
タミル・タデッセ氏は過去10年間、コーヒー業界で経験を積み、シダマ州ベンサで生まれ育ちました。この地域は農業に適した気候と肥沃な土壌を持ち、ほとんどの住民が農場や裏庭でコーヒーを栽培しています。タミル氏は、エチオピアのコーヒー生産地域の中心で生まれ育った経験を生かし、幼い頃から支えてきた地元の農家を助けるため、自身の地元でコーヒーの生産と加工を行っています。
2020年、彼は自らのブランド「ALO COFFEE」を立ち上げ、新しい村であるアロ村を加工ステーションの拠点に選ぶというリスクを冒しました。この選択は2021年に実を結び、標高2450mで生産・加工されたアナエロビックプロセスのコーヒーがCOEで高く評価されました。アロ村のコーヒーは小粒ながら、その特有の風味で世界中の愛好家を魅了しています。
School Project – ALO Village
タミル氏はアロ村で幼少期を過ごしました。当時、村には幼稚園がなかったため、彼は小学校から教育を受け始めました。そんな故郷への恩返しとして、タミル氏はアロ村に幼稚園を建設するプロジェクトを進め、教室、事務室、図書室を備えた立派な施設が完成しました。2023年にはシダマ州知事のデスタ・レダモ氏とともに開園式を行い、地域住民の教育環境向上に貢献しています。彼のこうした取り組みは、持続可能な地域社会の発展を目指す姿勢の表れです。
-The Variety-
エチオピアでは、品種を示す「74158」などの番号が付けられています。この番号は、74が品種の収集年、158が品種番号を意味します。この品種は、ジンマ・コーヒー研究センターが耐病性の高いコーヒーの木を選抜する運動の一環として、1971年にエチオピアに導入されたものです。
-Process-
ALO COFFEEのコーヒーは、アロ村周辺の主要農場に加え、ベンサ地域の様々なマイクロロットから収穫されています。高床式の乾燥ベッドを用いた天日乾燥加工に加え、地域ではあまり知られていない革新的な加工方法も採用しており、その結果、世界中から注目を集めています。こうした技術と品質の高さが、ALO COFFEEのユニークな魅力を作り上げています。